祖先が残してくれたはずの「おとぎ話」は今はもう
原型を留めてはいません。
あろうことか「道徳・教訓本」と成り果てている始末
です。
これは重大な問題で、コロナ禍を引き起こした原因の
ひとつとして上げてもいいくらいの無毒化した「畜群」
=「保育器大人」の量産に繋がっています。
『よしりん御伽草子』は、昨今の「コンプライアンス」
という「自主規制」への挑戦です。
わしの原点は、本書に収められた「ばば汁子守歌」で、
これは独立した一本だと喝破した読者がいましたが、
大変ありがたい感想でした。
なにしろ部数が少なく、書店に1冊くらいしか入荷
されていないので、まだこの本の存在にすら気づいて
いない人々ばかりです。
遠慮せずに、Amazonで買ってくれていいです。